中国人への短期ビザの発給制限措置が、2月末まで延長されることになりました。
延長の背景について、中央災害安全対策本部は、「国内での感染状況は良くなっているが、旧正月の連休以降の流行拡大など、海外からの流入による感染拡大の可能性を完全に排除できない状況だ」と説明しました。そのうえで、「期限の前でも、状況が好転した場合、ビザ発給を再開する」としています。
韓国政府は、新型コロナウイルスの感染が急拡大している中国本土からの入国者を対象に、2月末まで入国の前後にPCR検査を義務づけるほか、1月末までは短期ビザの発給も制限するなどの水際措置をとっていました。
防疫当局によりますと、この2週間で、感染が確認された海外からの入国者は1404人で、このうち中国からの入国者は890人に上っています。
また、中国からの入国者に対するPCR調査が義務付けられた今月2日以降、短期滞在外国人の陽性率は10.4%となっています。
一方、中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は27日午前0時までに新たに3万1711人が確認されました。
新たな感染者数は1週間前に比べて4303人多くなっていて、旧正月連休明けの検査件数の急増が影響したとみられますが、2週間前に比べるとおよそ7996人少なく、減少傾向を維持しています。