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社会

南部地方の干ばつ深刻化 海水淡水化専用船を投入へ

Write: 2022-12-08 10:58:50Update: 2022-12-08 11:07:42

南部地方の干ばつ深刻化 海水淡水化専用船を投入へ

Photo : YONHAP News

南部地方の干ばつが続いていることを受けて、政府は、水源確保のため、海水を淡水化する船舶を投入することを決めました。政府が干ばつ対策として海水淡水化専用船を投入するのは今回が初めてです。 
 
行政安全部は7日、全羅南道(チョンラナムド)など南部地方の干ばつをめぐり、関係省庁や自治体関係者などと会議を開き、海水淡水化専用船の投入を決めました。
 
これにより、莞島(ワンド)郡に1日300トン程度の水を供給できる1800トン級の淡水化船を投入するほか、莞島群の別の地域や新安(シナン)郡には海水淡水化設備を設置する予定です。
 
行政安全部によりますと、干ばつにより、光州(クァンジュ)市の主な水源の同福(トンボク)ダムと住岩(チュアム)ダムの貯水量も30%程度まで下がっているため、今後も雨が十分に降らない場合、来年の3月から4月には光州市への給水を制限しなければならない可能性があるということです。
 
政府は、海水淡水化専用船を投入するほかにも、農業用貯水池や発電用の水を生活用に転用するなど、非常事態に備えて代替水源を追加で確保する方針です。
 
また、光州市や全羅南道では、自主的な節水を促すための奨励金制度を導入します。この制度は、水資源公社と自治体が節水目標を設定し、これを達成した場合に、支援金を支給するなどのメリットを与える制度です。
 
現在、全羅南道など南部地方では、ことしの累積降水量が平年の60%にとどまっており、1973年に気象観測が始まって以来、最悪の干ばつとなっています。

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