韓国の国債が、世界主要国の国債の動向を表す指数の一つ、WGBI=世界国債指数の観察対象になりました。
WGBIを管理するイギリスのFTSEラッセルは現地時間の29日、韓国国債のWGBIへの組み入れを検討するため、韓国を観察対象国に入れたこと明らかにしました。
これについて、秋慶鎬（チュ・ギョンホ）経済副総理兼企画財政部長官は、ウォン建て債券の値下がりの解消と、国債市場の先進化に向けた重要なきっかけとなったと評価しました。
手続きが順調に行われた場合、韓国の国債は来年3月からWGBIに組み入れられる可能性があります。韓国国債の最終的な組み入れ比率は2.0~2.5%水準と予想され、すでに組み入れられている国のうち、9番目の規模となる見通しです。
WGBIには、アメリカ、イギリス、日本など23か国の国債が組み入れられていて、追随資金は、2兆5000億ドルと推算される世界最大の債権指数です。
韓国金融研究院によりますと、韓国の国債がWGBIに組み入れられると、WGBIの追従資金を中心に50～60兆ウォンに上る資金が海外から流入する見通しだということです。