韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理は23日、50人以上が集まる屋外でのイベントなどに適用されているマスクの着用義務を、今月26日から全面解除すると明らかにしました。
韓国務総理は23日、新型コロナウイルスへの対応を話し合う中央災害安全対策本部の会議で、「政府は、感染状況と国民の不便などを考慮し、リスクが低い場所での感染対策は、専門家の意見を踏まえて一つずつ解除していく」と明らかにしました。
ただ、室内でのマスクの着用義務は、当面継続するということで、インフルエンザ患者の増加や、冬に新型コロナが再流行する可能性などを踏まえた措置だと説明しました。
韓国務総理はまた、「政府は、全国でおよそ1万人を対象に抗体陽性率を調査しており、ワクチン接種と自然感染を通じておよそ97%が抗体を持っていることが明らかになった」とし、「抗体レベルの変動について、長期的な追跡調査を通じてデータを蓄積し、対策の立案に活用していく」と述べました。
一方、新型コロナの新たな感染者の数は、3万人を下回り、減少傾向が続いています。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は23日午前0時までに新たに2万9108人が確認されました。
入院中の重症患者は、前日より29人減って399人となりました。
重症患者の数が300人台に減少したのは、先月9日以来、45日ぶりです。 亡くなった人 は、68人でした。