韓国空軍が、オーストラリアで行われるアメリカ、イギリス、フランスなどによる多国籍空軍演習「ピッチブラック」に初めて参加します。 
韓国空軍の発表によりますと、今月29日から来月7日までオーストラリアで行われる多国籍空軍演習「ピッチブラック」に参加するため戦闘機「KF-16」6機が18日、韓国を出発するということです。
演習には、多目的空中給油輸送機「KC-330」と兵士130人余りも参加するということです。
「KF-16」は「KC-330」から空中給油を受けながら、フィリピンを経由し、19日、オーストラリアに到着する予定です。
韓国空軍は、オーストラリアの招待を受けて2010年から5回にわたってこの演習を参観してきましたが、直接参加するのは今回が初めてです。
また韓国の戦闘機が独自の空中給油輸送機から給油を受けながら、海外の演習に参加するのも初めてです。
「ピッチブラック」は、オーストラリア空軍が域内の安全保障や友好国との連合作戦の遂行能力を高めるため、2年おきに実施している多国籍空軍演習で、ことしは韓国をはじめ、アメリカ、イギリス、フランスなど10か国から航空戦力100機あまりが参加します。
空軍は、今回の演習への参加を通じて、連合作戦を遂行する空域を南半球まで広げ、多くの国のさまざまな航空戦力との空中作戦で、相互運用性を高め、連合作戦の遂行能力を強化する方針です。