中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は16日午前0時までに新たに8万4128人が確認されました。このうち、463人は海外からの入国者でした。
1日の感染者は前の週の同じ曜日に比べて半分近く減っていますが、独立記念日「光復節」で祝日だったことが影響しているものとみられ、感染者数は再び増加する可能性が高いとされています。
死者は37人、重症患者は563人でした。
重症患者は前日より40人近く増えていて、この112日間で最多となりました。
全国の病床使用率は重症患者向けが45.5％、準重症患者向けが65.0％となっています。
とくに、首都圏の準重症患者向けの病床使用率は71.7％に上っています。
防疫当局は、今回の流行は当初の予想通り今月末までにピークを迎え、1日の感染者は20万人前後に上ったあとに減少に向かうだろうと予測しています。
ただ、重症患者は来月はじめに800人から900人に上り、死者は100人から140人に上るおそれがあるとみています。
とくに、再感染とみられるケースの割合が高まっているとして、高齢者などの感染リスクが高い人を中心に追加のワクチン接種を積極的に行うよう呼びかけています。