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経済

韓国の金利0.5ポイント引き上げを予想 モルガン・スタンレー

Write: 2022-07-06 15:30:24Update: 2022-07-06 16:44:36

韓国の金利0.5ポイント引き上げを予想 モルガン・スタンレー

Photo : YONHAP News

韓国銀行は今月、政策金利を0.5ポイント引き上げるだろうとする見通しを、グローバル投資銀行のモルガン・スタンレーが6日、示しました。
モルガン・スタンレーは先月、韓国銀行がことし7月と8月、それに10月と11月に政策金利を0.25ポイントずつ引き上げると予測していましたが、ことし7月には政策金利を一挙に0.5ポイント引き上げる「ビッグステップ」を断行するという見通しを示し、従来の予測を見直しました。
モルガン・スタンレーは、韓国の6月の消費者物価上昇率が前の年の同じ月に比べて6%上昇し、1998年以来の上昇幅を記録したことについて言及し、「金融通貨委員会が5月の会議を開催してから、物価上昇圧力と成長の鈍化がともに大きくなったが、韓国銀行は次の会議で物価上昇圧力をより大きなリスクと見なすだろう」と説明しました。
また、5月の金融通貨委員会の議事録で、一部の委員らが政策金利を前もって迅速に調整する必要性について言及するなど金融引き締めの姿勢を示したほか、「ビッグステップ」の可能性を排除しないとした韓国銀行の最近の発言も、7月のビッグステップ断行の根拠として示されました。
しかしモルガン・スタンレーは、ことしの最終政策金利が2.7%になるとした従来の見通しは、そのまま据え置きました。
その理由としてモルガン・スタンレーは、韓国銀行が政策金利の引き上げを前もって断行しているため、今後、急激な緊縮の可能性が低いうえ、年末になると、物価の上昇よりも成長の鈍化によるリスクが大きくなるからだとしています。
またモルガン・スタンレーは、韓国のことしの年間消費者物価上昇率の見通しを、4.8%から5.1%に上方修正しました。これについて、モルガン・スタンレーは、供給と需要における物価上昇圧力がともに高いためだと説明しました。
一方、来年の消費者物価上昇率は、3.2%から2.8%に下方修正しました。これについては、来年はベース効果によってインフレーションが鈍化するものの、供給側の物価上昇圧力が残るため、例年に比べて高い水準を維持すると説明しています。

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