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サイエンス

KAIST-LG研究センター、6G移動通信ソリューションの開発に成功

Write: 2021-08-04 15:04:21Update: 2021-08-04 18:25:09

Photo : YONHAP News

KAIST=韓国科学技術院傘下の研究センター「LG-KAIST 6G研究センター」が、6G=第6世代移動通信向けのテラヘルツ(THz)周波数帯域で、世界で初めて27 GHz帯の広帯域ビームフォーミングソリューションの開発に成功したと、3日明らかにしました。
研究チームは、高い信号伝送で損失が生じる技術的な難題を解決し、移動通信に効果的に活用できると期待しています。
KAIST-LG 6G研究センターは、ハードウェアの実装検証テストを通じて27GHzの超広帯域をサポートする環境で、全体のシステム信号の伝送効率を、従来に比べて4.2倍改善したということです。
現在韓国の5Gの移動通信事業者に割り当てられた帯域幅は、26.5~28.9GHzに達する2.4GHz水準です。
今回研究チームが開発した広帯域ビームフォーミングソリューションがサポートする帯域幅は27GHzで、従来の5Gミリメートル波に比べて11倍以上拡張された帯域幅をサポートします。
これは、世界最高水準の移動通信性能と評価されています。
KAISTとLG電子は、韓国標準科学研究院、キーサイトコリアとともに「6GR&D協力ベルト」を構成し、6G技術で提携していて、今回の開発は、移動通信業界での6G産官学研究の優秀事例として評価されるものとみられます。
KAISTのチョ・ドンホ教授は、「6G広帯域ビームフォーミングの中核的な源泉技術を確保する観点で、『LG-KAIST 6G研究センター』の世界的な研究力量を公開できた」とし、「LG電子をはじめ、韓国標準科学研究院やキーサイトコリアと協力して、6Gの中核技術を創出し、実装可能性を検証して、世界的にも6Gの技術開発をリードするきっかけを設けた」と話しました。

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