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ミュージック

ASOTO UNION 「Sound Renovates A Structure」

2020-09-13

K-POP INDEX

今月は、ASOTO UNIONというバンドの唯一のアルバム「Sound Renovates A Structure」をご紹介いたします。このアルバムは一言で「名盤中の名盤」といえます。


2001年から2005年までライブを中心に活動したファンクバンド。「ASOTO」とは、ハイチやニューオーリンズで信仰される「ブードゥー教」において 「ドラム」を表す言葉。リズム楽器中心の音楽を披露。当時も現在も、韓国では珍しいスタイル

彼らが活動を始めた2000年頃は、韓国ではまだブラックミュージックが定着していなかった。SOLIDやパク・ジョンヒョン(リナ・パーク)のようなアメリカ育ちのR&Bミュージシャンがメジャーシーンで評価され、JOOSUC、GARION、Dynamic DuoといったHip Hopミュージシャンがインディーシーンにムーブメントを起こしていた時代。こうしたなか、ブラックミュージックの神髄を追求したのが、ASOTO UNION

彼らの音楽には、60-70年代のハーレムで生まれた野性的な音のような「深み」が感じられる。こうした音楽を作り出しているのは、ボーカルとドラムを担当するキム・バンジャン。もともと「オンニネイバルグァン」のメンバーだったが、ブラックミュージックに傾倒して脱退。ASOTO UNION解散後も、WINDY CITYで野性的なリズムを追求している

ほかのメンバーたちもASOTO UNION解散後、それぞれが音楽性の高いバンドで活躍し、自分なりの音楽を追い求めている


◆ 「We don’t stop」

     ・ダンピングを効かせたベースが印象的。彼らが追い求めるグルーブを体じゅうで感じられる1曲

◆ Mad Funk Camp All Starz

    ・Dynamic Duoとのコラボナンバー。20年前、韓国におけるブラックミュージックの世界を切り開いたミュージシャンたちの豪華競演

    ・キーボードの音が秀逸。キーボード担当のイム・ジフンは、オルガンを弾かせると韓国でナンバーワン

◆「Think About‘chu」

    ・ 彼らの代表曲。現在でも多くのミュージシャンにカバーされている。

    ・「R&Bっぽい曲」が多い韓国の音楽界において珍しい「本物のR&B」。自信を持っておすすめしたい1曲。

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