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ライフスタイル

室内でのマスク着用解除は

#マル秘社会面 l 2022-10-26

玄海灘に立つ虹

ⓒ Getty Images Bank

日本と同様、韓国でもまだ室内ではマスクの着用が義務付けられています。ではいったいいつまでマスクを使用しなくてはならないのでしょうか。韓国政府は先月、室外でのマスク着用の義務は完全に解除し、室内でのマスク着用もその対象を縮小することを検討中だとしています。

では市民の意見はどうでしょうか?飲食店などの自営業者はマスク着用の解除に賛成です。室内でもマスク着用が解除されることで消費者の緊張は緩和され、これから会食などの集まりが多くなる年末にかけて、夜間の売上の増加につながるだろうという期待感からです。

30代のサラリーマンは

「コロナ禍の初期と違い、コロナに対する心理的な拒否感もだいぶ減りました。また会社でも前のように感染者に休暇などを与えない雰囲気です。事実上コロナ禍も終わり、すべての分野で同時多発的に正常化するべきだと思います」

と語っていました。

ソウルの江南でビアパブを運営するという50代の男性は

「まだコロナにかかっていないので、コロナに対する憂慮は当然あります。しかしこれは個人、個人で注意することであり政府が強制する問題ではないと思います」「コロナ禍がもう3年近くなり本当に大変でした。売上の一番多い年末の商売を2度も無駄にしました。医療施設や老人ホーム以外の場所では全面解除を宣言して欲しいです」

ソウル大学保健大学院の研究チームが先月22日から26日まで、全国の18歳以上の成人1000人を対象に行った調査では、回答者の55%が「室内マスク着用の義務は解除しても構わない」と答えていました。

またコロナに感染した経験のある人60.3%が、感染したことの無い人54.3%に比べてマスク着用の義務に対しては肯定的に見ていました。つまりコロナに感染したことがあるかどうかで多少の違いはあるものの、結果的には国民の半分以上が室内でのマスク着用の義務を解除して欲しいと願っていることがわかりました。

ただ専門家の意見は違うようです。チョン・ギソクコロナ特別対応団長兼国家感染病危機対応諮問委員長は24日の定例記者会見で

「あと3カ月だけ我慢してくれれば、室内でのマスク着用に対して大きなストレスを受けなくなるだろう」と述べました。

さらに「交通機関、医療機関などは全世界的にコロナ禍の終了が宣言されても相当期間、注意が必要だ」とし、交通機関や医療機関以外の場所に関しては「特定の場所や時間、環境に関係なくある程度のリスクがあっても安全だと判断できれば、果敢に義務を解除する」と述べました。

そして「今が5月ならばすぐに解除するが、これから冬に向かう段階なので、まだ難しいだろう」という結論を口にしました。

最近は私も外を歩く時にはマスクをはずしています。しかし朝晩、寒くなり北風が吹くとマスクをしている方が温かいと思い、思わず寒さ用にマスクをしています。やはり春が来ないと無理なのかもしれませんね。

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