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2024-04-17
NATO北大西洋条約機構首脳会議に合わせてスペインを訪れた尹錫悦大統領は29日夜、アメリカのバイデン大統領、日本の岸田文雄首相と首脳会談を行いました。
韓日米3カ国による首脳会談は2017年9月以来、およそ5年ぶりです。
会談では、核・ミサイル開発を続ける北韓への対応が主に話し合われ、3カ国は北韓の核やミサイル開発に深刻な懸念を示し、安全保障協力を進めるなど、3カ国が連携して対処していく方針を確認しました。
バイデン大統領は会談で、韓半島の非核化と自由で開かれたインド太平洋地域を実現するという共通の目標を達成するために3カ国間の協力強化が不可欠だと強調し、今後もこうした形で3カ国が対話を行うことを希望すると述べました。
尹錫悦大統領はこれに対して、北韓の核とミサイルの脅威が高まっている状況で3カ国の協力の重要性はさらに大きくなっているとしたうえで、今回の首脳会談は、国際情勢の変化に対応していくうえで3カ国が協力を強化していく姿勢を示すものだと述べました。
そのうえで、「3カ国の協力が世界の平和と安定のための重要な中心軸と位置づけられることを期待している」と述べました。
また、岸田首相は、北韓による挑発行為の可能性が深刻に懸念されるとしたうえで、「日米同盟や米韓同盟の抑止力を高めることだけでなく、日米韓の連携強化が不可欠だ」と述べました。
今回の会談は、インド太平洋地域に位置する韓国、日本、オーストラリア、ニュージーランドの首脳がNATO首脳会談に初めてパートナー国として参加することになったことで実現しました。
尹錫悦大統領はNATO首脳会議での演説でも、北韓による核開発やミサイル発射に強い懸念を示し、北韓に対して非核化に向けた国際社会の強い意志を示す必要があると強調しました。
そのうえで、北韓による核・ミサイル開発は北東アジアだけでなく国際社会の平和を脅かす重大な挑戦だとして、今後ともNATOとパートナー国の協力を拡大していくことを期待すると述べました。
一方、尹錫悦大統領はイギリス、フランス、オーストラリアなどの首脳と個別に会談し、北韓問題への対応で協力を求めました。
5年ぶりに行われた韓日米3カ国の首脳会談について、大統領室は、韓日米3カ国の安全保障協力を復元するための重要な契機になったと指摘しました。
尹錫悦大統領のNATO首脳会議参加については、自由民主主義など価値観を共有する国々との間で共通の目標を達成するために協力していく姿勢を示したものと受け止められています。
2024-04-17
2024-04-17
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