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歴史

ソウルに残る古代の遺跡

2022-08-19

金曜ステーション

ソウル松坡(ソンパ)区にある風納洞土城(プンナドントソン)。百済の始祖温祚(オンジェ)王が初めて首都と定めた地と『三国史記』にはある。今も周囲3.5kmにわたって土塁の城塞が保存され、歴史散歩の遊歩道となっている。


夢村土城(モンチョントソン)。風納洞土城が3世紀以前に漢江(ハンガン)に近い平地に造られたのに対し、夢村土城は4世紀中頃に急な崖の上に造られた。当時、北から勢力を伸ばしてきた高句麗に対抗し、戦争に備えた城塞であることがわかる。


芳夷洞(パンイドン)古墳群。日本統治時代の調査ではソウル松坡区のこの一帯には300基以上の古墳があった。都市化でそのほとんどは姿を消し、今はこの公園の8基だけ。竪穴式石槨墓や横穴式石室墳など多様な形式の古墳を見ることができる。


石村洞(ソクチョンドン)古墳群。高句麗前期の古墳の様式を基壇式積石塚や葺石墳丘墓が見られる。手前の3号墳は1辺の長さが50m、4世紀半ばの百済の近肖古(クンジョコ)王の墓とする説もある。


石村洞古墳では、2015年から大規模な発掘調査が進行中で、その過程で「連接式積石塚」という、他では見られたことがない形式の墓が発見され注目されている。長さ125m、幅60mの範囲で10基以上の墓の周囲に石が敷き詰められて連結し、より大きな墓域を形成している。


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