全員日本人の5人組ガールズグループ「UNICODE」
2024-04-17
学校の夏休みで家に帰ってきた同い年のギョンファンは、
裾の広いズボンを履き、白い縁の帽子をかぶって、
ソウルの学校の自慢話、活動写真の俳優の話、
流行歌などで仲間を寄せ集め、
蝶を捕まえるといって村中を走り回っていた。
バウはそんなギョンファンが憎らしかった。
「おい!ギョンファン!何をしているんだ!
お前、勝手に他人の畑に入って真桑瓜を台無しにするつもりか」
「ここはボクの父さんの土地だ。自分の土地を踏んで何が悪い!」
「土地はお前の父さんのものでも、
真桑瓜はボクの父さんのものだろう!
うちの真桑瓜をめちゃくちゃにしてるじゃないか!」
「お前だってボクが蝶を捕まえるのを邪魔したじゃないか。
ボクはいたずらで蝶を捕まえていたんじゃない。宿題なんだ」
「蝶と真桑瓜を比べるなんてあきれたもんだ!
うちは真桑瓜を売らないと食べていけないんだ!」
「ボクだって学校の成績がかかっているんだ。
お前んちの事情まで考えていられるか!」
「何だと!だから他人の畑を踏み荒らしてもいいと言うのか!
蝶は他の畑にもいるだろう!」
“인마, 눈 없어! 넌 남의 집 농사 결딴내두 상관없니?”
“우리 집 땅 내가 밟았기로 무슨 상관이야?”
“우리 집 땅?
땅은 너이 집 거라두 참외 넝쿨은 우리 집 거잖아.
우리 집 참외 넝쿨을 결딴내니까 그렇지”
“너이 집 참외 넝쿨은 그렇게 소중히 알면서,
어째 남의 나비 잡는 건 훼방을 놓는 거냐? 나두 장난으로 잡는 건 아냐”
“장난이 아닌지도 몰라도 넌 나비를 잡는 거고
우리 집 참외 넝쿨은 거기서 양식도 팔고 그래야 헐 것이거든.
그래, 나비가 중하냐, 사람 사는 게 중하냐?”
“나두 거기 학교 성적이 달린 거야.
너이 집 집안 살림을 내가 알게 뭐냐?”
“뭐 인마? 그래서 남의 참외밭을 결딴 내는 거냐?
나빈 우리집 참외밭에만 있구, 다른 덴 없어?”
#インタビュー:文芸評論家 パン・ミノさん
この小説は少年の目に映った1930年代の農村の階級問題を描き出しています。ギョンファンは小作管理人の息子で、バウは小作管理人の一言で土地を借りることができなくなるかも知れない小作農の息子でした。当時、小作管理人は比較的裕福で土地も持っていました。バウの家はそんなギョンファンの家から畑を借りて作物を育てていたのです。目に見えない1930年代の農村の階級問題が少年たちの言葉を通して映し出された場面です。
山を下りたバウは向かいの丘にのぼって蕎麦の畑を見下ろした。
そして、唖然とした。
ギョンファンの家の使用人に見えた人は、他でもない、自分の父親だった。
父親は脱いだ帽子を振り回しながら蝶を追ってうつ向いては立ち上がった。
おぼつかない足取りで畑の周りをよたよたと歩きまわっていた。
バウは頭を強く殴られたように、呆然と畑を見下ろしていた。
そして、急いで滑るように丘を下りていった。
父親が不憫で、またありがたかった。
父親のためにはどんなにことでもできると思った。
バウはあふれでる涙を必死に堪えながら丘の下の蕎麦の畑に向かって叫んだ。
「お父さん!お父さん!お父さーん!」
바우는 산을 내려와 맞은 편 언덕 위로 올라섰다.
그리고 가까운 거리에서 메밀밭을 내려다 보았을 때
그는 놀라 벌린 입을 다물지 못했다.
경환이 집 머슴으로 본 사람은 남 아닌 바로 자기 아버지였다.
아버지는 모자를 벗어 들고 나비를 쫓아 엎드렸다 일어섰다 하며
그 똑똑지 못한 걸음으로 밭두덩을 지척지척 돌고 있다.
바우는 머리를 얻어맞은 듯 멍하니 아래를 바라보고 섰다.
그러다가 갑자기 언덕 모래 비탈을 지르르 미끄러져 내려갔다.
아버지가 무척 불쌍하고 정답고
아버지를 위하여서는 어떠한 어려운 일이든지 못할 것이 없을 것 같았다.
바우는 울음이 터져 나오려는 마음을 가슴 가득히 참으며
언덕 아래 메밀밭을 향해 소리쳤다.
“아버지. 아버지. 아버지”
作家:玄徳(ヒョン・ドク) (1909~?、ソウル市生まれ)
デビュー:1938年 小説「石亀」
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