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文化

「桑のカフェ」ほか

#国楽の世界へ l 2022-09-26

国楽の世界へ

「桑のカフェ」ほか

最近、韓国の若者の間では、お金を使わないチャレンジが流行っているそうです。節約することを超えて、交通費や生活必需品を買うこと以外には、全くお金を使わないということです。どうしても一人では大変なので、インターネットや動画などを通じて、お金を使わなかったことを表明し、お互いを励ますそうです。最近、世界中が経済的に大変だとは言いますが、韓国の若者が感じる経済的な苦痛を表すインデックスは、他の年齢と比べて2倍近く高いといいます。大学の学費を払うことも大変なのに、一生懸命努力してある程度実力を身に付けても就職が大変だからです。また、就職をしても、マイホームを購入するのは、また別の話です。だから、稼ぎが少なくても、お金を使わないことで何とか貯金をしようと思うようになったのです。若いときにもっと広い世の中を見て、聞いて、経験しなければならないのに残念なことです。今日の最初は、若者の気持ちを歌う、「ポンカフェ、桑のカフェ」という曲を、モダンパンソリ工作所チョムチョムの歌でお楽しみください。


若者の現実と、新しい民謡「뽕 따러 가세、桑の葉を摘み取りに行こう」という歌を組み合わせた曲です。以前は、恋人と待ち合わせをする場所として、桑の木の畑が挙げられたそうです。養蚕のために桑の葉を与えなければならなかったので、頻繁に出入りする場所だったからです。また、葉っぱが大きくなると、外部からよく見えないということも、重要な理由だったと思います。だから、韓国では、「心は既に桑畑に行っている」などと言った桑の葉に関する色んなことわざができたようです。カゴク、歌曲というジャンルに、「テピョンガ、太平の歌」という曲があります。今度ご紹介する音楽は、この歌に若者の気持ちを表した歌詞を載せて歌う曲です。ク・ミンジさんの歌で、「テピョンガ、太平の歌」という曲をお楽しみください。


今度は、京畿(キョンギ)の民謡、「ヌンシルタリョン」という曲をテーマにした音楽です。もともとの曲は、鶏が鳴く、犬が吠えると言った単純な内容の歌詞です。ここに、多様な人々の哀歓を歌詞にして歌っています。学校でビリをした学生、その母親の気持ち、久々定刻に退勤する人と、彼をうらやましく見つめる残業中のサラリーマンなどが登場します。それでは、楽団グァンチルの歌で、「와대버、ホワットゥエヴァ」という曲をお楽しみください。英語の単語を、韓国語でそのまま読み上げた題目です。この歌に出てくるように色んな事がありますが、大変なときこそ、一日くらいは自分の好きなままに過ごしてみる余裕も必要かもしれません。

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