韓国第2の南極基地、「張保皐(チャンボゴ)科学基地」が先週12日、完成しました。
1988年に南極キングジョージ島に「世宗(セジョン)科学基地」を開設して以来26年ぶりです。
現在、南極に基地を置いている国は、およそ30か国で、韓国は、南極に複数の常設基地を持つ10番目の国となりました。
韓国は、1988年に南極半島の北の島に世宗基地を設置し、2002年には、北極に「茶山(タサン)科学基地」を開設しています。また、2009年には韓国初の砕氷船である「アラオン号」が進水し、現在活動中です。
そして、先週、張保皐基地が完成しました。
張保皐基地は、今後、氷河、隕石、オゾン層など南極でしかできない研究を重点的に行うことになるものとみられます。
張保皐基地は、科学研究基地としてだけでなく、将来の世代に地球の資産を残す前進基地としての期待も高くなっているほか、極地研究を通じた国際社会への貢献も重要な役目となっています。