在韓米軍司令官「ミサイル指針検討急がなくても」

韓国駐留アメリカ軍のシャープ司令官は14日の会見で、韓米ミサイル指針の改正について、「韓国政府からまだ要請を受けておらず、今すぐ検討する必要はないと思う」と語りました。

韓国はアメリカとの間でミサイル指針を結び、韓国が持つミサイルを

射程距離300キロ以内、弾頭の重さを500キログラム以下に制限することを申し合わせていますが、北韓が最近、韓半島全域を射程距離とする

ミサイルを発射していることから、韓国もさらに長い射程距離のミサイルを持つようにすべきだという声が高まっています。この問題についてシャープ司令官は14日、「これはアメリカ国務省と韓国政府が議論すべき事柄であるため、国務省に直接聞いてみるべきだ」と述べました。シャープ司令官はさらに、「韓米同盟は、北韓のいかなる攻撃に対しても防御できるほど強固なものである」と強調し、「北韓は核実験やミサイル発射による威かくを止めて非核化の道を進むべきであり、住民の生活を改善させることに、より集中すべきだ」と語りました。

シャープ司令官はまた韓米軍事演習について、「過去の韓米軍事演習は軍事的観点での訓練に焦点を合わせていたが、最近は北韓の挑発の可能性を考慮して実際の状況に備えている。アメリカと韓国は、北韓が放ったミサイルを迎撃することが可能で、陸上や海上からのいかなる攻撃に対しても迅速かつ確実に撃退できると確信している」と強調しました。