
与党系の大統合民主新党の結成で中心的な役割を果たした金ハンギル議員が6日、4月に予定されている総選挙に出馬しないと表明しました。
金ハンギル議員は、党内で過去5年間の失政や大統領選挙の敗北について誰も責任をとらず、互いに非難ばかりしている状況では、党の刷新は期待できないとして、次の総選挙に出馬せず、政界を退くことにしたと述べました。
大統合民主新党は総選挙に向けて、新しい指導部の構成を進めていますが、大統領選挙での敗北をめぐって派閥間で責任を追及しあって、指導部の構成は進んでいません。
一方、次の党代表として名前があがっている孫鶴圭(ソン・ハッキュ)前京畿道知事は、指導部の顔ぶれが変わるだけの刷新ではなく、本当の意味での刷新でなければ国民は納得しないだろうと述べました。