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外交部長官 「北韓の核物質取引に警戒必要」
2016-12-06 Updated.
 
IAEA=国際原子力機関の核安全保障に関する閣僚級会合が5日、オーストリア・ウィーンで開幕し、議長を務める尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は、「北韓の核物質・核技術の違法な移転の可能性を無視してはならない」と、警鐘を鳴らしました。
このなかで、尹長官は、「経済的に切迫した北韓が、核物質と核関連技術を獲得するためにどんな対価も払う用意があるテロ集団にこれらを供給する可能性がある。北韓の核物質または核技術の違法な移転の可能性を無視してはならない」と述べました。
尹長官は、そのうえで、「世界各国が核物質の廃絶・削減のために努力しているが、北韓は正反対の道を歩んでいる。北韓内の核物質の量や管理状態はまったく知られていない」と述べました。
尹長官は、また、「北韓の非核化は韓半島と北東アジア地域の核安全保障のために不可欠だ」と重ねて強調し、「IAEAが今年の総会で、北韓による核実験を最も強く糾弾する決議を採択したこと歓迎する」と表明しました。
そして、尹長官は、「原子力が悪用されることがないよう、国際社会が包括的な核安全保障体制を構築するために引き続き努力すべきだ」と呼びかけました。
今回の会議は9日まで開かれ、閣僚級宣言を採択することになっています。
 
 
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