| 韓国政府 「金正恩時代の権力構造完成」 |
| 2016-07-01 Updated. |
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 北韓が6月29日に開いた最高人民会議で、金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長が国務委員長に就任したことについて、統一部は、「金正恩時代の権力構造が完成した」と評しました。
統一部当局者は30日、「北韓の今回の最高人民会議で、金正恩時代の権力構造が完成したといえる。党に続き、国家機関でも、金正恩式の権力構造を形成したとみられる」と述べました。
そのうえで、「金正恩氏が国務委員長になっても、権力が集中することに変わりはない。今回の最高人民会議は、5月の党大会を受けた行事だった」と述べました。
金正恩氏は、5月の党大会で最高ポストの党委員長に就任しており、今回の最高人民会議では、最高機関の国防委員会に代わって新設された国務委員会の委員長に就任しています。
新設された国務委員会について、統一部当局者は、「国務委員会は、総合的な政策決定機関の役割を担うとみられる」としています。
また、北韓が対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会を国家機関に昇格させたことについては、「金正恩氏が提示した統一に向けた作業の実行に向けたものとみられ、今後、北韓は、韓国に対する融和攻勢を強めるものとみられる」との見方を示しました。
さらに、北韓が「国家経済発展５か年戦略」で生産目標を提示しなかったことについては、「経済的成果を出すことに負担を感じているようだ」と述べました。
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